安眠できてますか？

睡眠の大切さ

体は眠りを求めています
人はなぜ、1日約8時間もの貴重な時間を眠っているのでしょうか。その理由は簡単、起きて仕事や家事などの活動の約16時間を元気に過ごす為です。十分な睡眠を取ることができなければ、日中は重くてだるい体にムチ打ちながら、働かない頭を必死で回転させなければなりません。人間は機械のように休まず活動し続ける事はできません。

気持ち良く眠るために
人間は誰もが体内時計を備えています。陽が昇ると体温は上昇し、頭が冴え活動的になります。反対に陽が沈むと体温が下がり、頭と体はリラックスし眠くなるようにできています。健康に生活するためには、このリズムを無視することはできません。。
体内時計を計っているのが、自律神経です。自律神経は2つの神経のバランスを保ち、体の機能を調節しています。活動的な日中は交感神経が、リラックスを求める夜間には副交感神経が優位になります。安眠する為には、就寝前に副交感神経を優位にさせなければなりません。

睡眠は量より質。
睡眠はレム睡眠と、ノンレム睡眠があり、どちらも必要です。レム催眠は体を休ませ、ノンレム睡眠は脳を休ませます。睡眠はこの2つをセットに90分単位で繰り返しています。脳の重量は成人の体重の2%ほどしかありませんが、1日に必要なエネルギーの約18%を消費するといわれています。これほどのエネルギーを消費しているのですから、当然のように頭も休息も求めています。睡眠の質が悪いと、翌日体がだるいだけではなく、頭も働かなくなってしまうのです。自分の持っている力を存分に発揮するためには、質の良い睡眠が必要なのです。